2012年7月14日土曜日

お盆

7月13日(金)

今日からお盆になりました。
東京地方は13日~16日の間をお盆と言って地方は8月に旧盆と言って盆休みになります。
 
東京は、俗に言う「東京盆」と言われるように、7月盆を採用することが多いのですが、これは、東京に住む地方出身の方が、お盆休みを利用しての「家族で田舎へ」という計画にも都合が良かった為、月盆が定着したとも考えられています。
 
 一般的に 
     旧盆     :8月13日~16日
     新盆(東京盆):7月13日~16日
 の期間でお盆をすることが多いようです。

13日がお迎え火、16日が送り火の習わしが有ります。


お盆のお迎えの仕方は、地域や宗派などによっても異なりますし、その家々の形もあります。
 一般的な形、考え方を踏まえた上で、お盆のお迎えの形を紹介したいと思います。

お盆とは

仏教の盂蘭盆会(うらぼんえ)を略したもので、語源は梵語(ぼんご)の「ウランバナ(ullanbana)」、直訳すると「逆さつり」という意味を持つそうです。
 『仏教辞典』には、「死者が死後に逆さに吊るされている様な非常な苦しみを受けているのを救う為に、祭儀を設けて三宝に供養すること」と、あります。

迎え火・送り火
  迎え火とは、13日の夕方、 家の門口や玄関で素焼の焙烙(ほうろく)にオガラと呼ばれる皮をはいだ麻の茎を折って積み重ね、火をつけて燃やして仏様をお迎えすることを言います。(地域によってはお墓で、また、燃やす物もオガラではなく松の皮などの場合もあります)
 そして16日には、仏様に無事にお帰りいただける様に、送り火を同様の形で焚きます。
 京都の大文字焼きも送り火のひとつです。



ほうろく
おがら




お盆のお迎えの形(一例)
   お迎えする仏様をおもてなしする為に、ご自宅では精霊棚の上に真菰(まこも)を敷き、位牌を中心に安置し、仏具、お花、牛馬、季節の野菜や果物、精進料理を供えた仏膳(霊供膳)などを供えます。
 蓮の葉にナスやキュウリをさいの目に刻んで洗い米と一緒に入れた「水の子(みずのこ)」(ナスの種は108つあると言われ、108の煩悩を払うという願いも込められていると言われます。)、蓮の葉に水をたらした「閼伽水(あかみず)」、みそはぎ、ほおずき、素麺などを供える場合もあります。
 精霊棚(盆棚)のつくり方は地域によって異なりますが、設置するのが難しい場合は、仏壇の前に小さな机を置いてお供え物を置きます。
まこも
水の子
精麗棚











みそはぎ
みそはぎは「禊萩(みそぎはぎ)」ともいい、旧盆の頃に咲くので「盆花」ともいわれます。
禊には「悪霊を払う」という意味がありますので、ご先祖様がお盆で家に帰っている間に墓地に悪霊が寄り付かないようにするためにと墓地に供えたり、仏さまは水が欲しくても、みそはぎに付いた露でないと飲まないからという説もあります。
 みそはぎの葉を束ねたものに閼伽水を付け、精霊棚の辺り、もしくは水の子にふりかけてお清めをするというやり方もあるようです。



牛馬
  ナスとキュウリで作った牛と馬の方が、馴染みがあるかもしれません。今ではこのように出来上がっているものもあります。
 いわれとしては、帰ってくる仏様が足の速い馬に乗って、そして帰っていく際にはゆっくりと牛に乗ってという説、また、馬は純粋に仏様の乗り物で、牛にはたくさんのお土産を乗せて・・・という説もあります。
盆提灯
  お盆提灯は、ご先祖様や故人の霊が迷わず帰ってくる目印の灯りとして、精霊棚(盆棚)や、お仏壇の両脇に一対、二対と飾ります。最近、置くスペースが無い方で、「一つだけだけど良いものを」という方もいらっしゃいます。
 形は、吊り下げ型の岐阜提灯・住吉提灯・御殿丸提灯、置き型の大内行灯や、最近では現代風の提灯もあります。
 お好みに合ったものをお飾り下さい。
 お盆になるとお坊さん(特に若い)の姿が良く見受けられます。
繁忙期のカキイレ時なのでしょう。
スクータで巡回のお坊さんが汗をかきながらすれ違う姿に
東京のお盆の風情を感じます。
ご先祖様をお大事に!!


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