2012年7月30日月曜日

セロトニン

7月30日(月)

相変らず暑い一日です。
 
某新聞に怒りにはセロトニンという神経伝達物質の低下が関与していると載っていました。
暑いから怒りっぽいのではなく、太陽光を浴びないから切れやすいのだそうです。
そんな訳でセロトニンを調べてみました。
猛暑の中ですが外に出て太陽にあたりましょう。
 

脳の中には、50種類以上の神経伝達物質が確認されていますが、その働きが比較的解っているのは20種といわれています。

セロトニンとは

精神活動の面で重視されるのはγ-アミノ酪酸(GABA-ギャバ)、ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンなどです。


セロトニンは、必須アミノ酸であるトリプトファンの代謝過程で生成されるものです。


セロトニンとは、ほかの神経伝達物質であるドーパミン(喜び、快楽)、ノルアドレナリン(恐れ、驚き)などの情報をコントロールし、精神を安定させる作用があるものとのことです。


セロトニンが不足すると感情にブレーキがかかりにくくなるため、快楽から抜け出せずに依存症に陥ったり、うつ病になりやすいなどといった指摘もあります。


セロトニンは、落ち着きと安定感をもたらす重要な神経伝達物質と言えます。


脳内のどこにあるかというと、脳幹の縫線核から網様体の、比較的せまい範囲にあるのがセロトニン作動性神経系です。


せまい部位にありますが、他の神経系と連携しているので、広い範囲に重要な影響を及ぼしています。


幼児期に安全な環境になかった動物はセロトニンの分泌能力が低く、セロトニン濃度の低下が見られ竄キいといわれています。


また、ストレス環境に長期間いた個体はセロトニンが枯渇に近い状態になっているので、興奮や衝動・抑うつ感を抑制することが難しくなると言われており、殺人・殺人未遂・自殺未遂を起こした成人や子どもは、セロトニンの濃度が低いことが確認されています。


逆にセロトニンの過剰は、てんかんをもたらすと言われているようです。








セロトニンを増やすには

セロトニンを増やすには、朝のごはんをよく噛むことです。


噛んでいないのなら、今日からご飯をよく噛むことを意識してみましょう。


というのは、よく噛むことでセロトニンが活性化するからです。
できることなら、トリプトファンが多く含む食品を増やして摂るようにしましょう。


トリプトファンというアミノ酸は、脳内でセロトニンを作る材料となります。
カラダの中で作ることができないアミノ酸ですので、普段の食事生活から摂る必要があります。
栄養バランスの悪い食事ばかりだと、十分なトリプトファンを摂ることができず、抑うつ状態の原因になることあると考えられています。


では、どんな食品にトリプトファンが含まれているのでしょうか?


バナナ、牛乳、豆乳、納豆、プロセスチーズ、アーモンド、肉類、たらこなどがあります。
つまり、さまざまな食品や野菜にトリプトファンが含まれているんですね。



専門家曰く、セロトニンは脳のほうせん核という場所で作られているので、ここを刺激するとセロトニンを増やすことができる・・・そうです。


とはいえ、脳の中を刺激するってどうすれば良いのでしょうか?その一つの方法は「首回し」をすることだそうです。


意外に簡単!?私はビックリです。


首を動かすと、大量の電気信号が伝わり、活性化され、セロトニンの生成・分泌を増やしてくれるそうなのです。


なので、パソコンの前でずっと固まっている人は、ちょっとした時間を見つけて、首回しなどの動作をすることでリラックスできるということです。


また、香りもセロトニンの分泌を促してくれるようです。


香りは種類によって働きかける部分が違うため、リラックスしたり、しゃきっとしたり、色っぽくなったりと、その影響はさまざまですが、主にほうせん核に働きかけ、セロトニンの分泌を促してくれる香りは、リラックスの代表とも呼ばれるラベンダーとのことです。






太陽の光でセロトニンを増やす

朝は太陽が昇ると同時に起きて、夕方に太陽に沈むと食事をすませて寝ると言う習慣が、昔の人は当たり前だったようです。


しかし現代は、夜遅くまでテレビやゲーム、携帯電話をいじったり、コンビニのような24時間営業があると外に出る人がいます。
この文明の進歩が、夜更かしや朝寝坊で太陽の光にあたらない生活習慣が続いてしまったのです。


これでは、セロトニンの分泌を弱らせることにつながります。


朝起きたら、カーテンを開けて太陽の光を浴びるようにしましょう。
カラダが太陽の光を浴びると、セロトニンの分泌量が増えると言うことが確認されています。


太陽の光を目の中に入れることで、セロトニンが活性化されます。
そのためには、カーテンを開けて室内を30分間明るくしましょう。


私たちの生体時計は、1日25時間で、実際の24時間とはズレが生じることもあります。
この場合は、太陽の光を浴びてリセットさせる必要があります。


室内の電灯ではセロトニンを分泌させるのに不十分ですので、なるべく太陽の光を浴びるようにしましょう。


セロトニンは脳の覚醒を促す作用がありますので、気分がスッキリしない人は太陽の光を浴びてみてください。

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