2012年12月13日木曜日

今年の漢字

「今年の漢字」に「金」…五輪やノーベル賞

今年の漢字「金」を書き上げる森貫主(12日、京都市東山区の清水寺で)=大西健次撮影
2012年の世相を表す「今年の漢字」に「金」が選ばれ、清水寺(京都市東山区)で12日、森清範(せいはん)貫主が特大の和紙に揮毫(きごう)した。
 財団法人・日本漢字能力検定協会(同市)が公募。25万8912通の応募のうち、最多の「金」は9156通だった。ロンドン五輪での日本選手団の活躍や、山中伸弥・京都大教授のノーベル生理学・医学賞受賞などの「金字塔」が打ち立てられたこと、さらに、消費増税や生活保護費の増大など(かね)を巡る問題を理由に挙げた人が多かった。
 森貫主は「混沌(こんとん)とした暗い世相に一筋の光明を見つけ、頑張ろうとする日本人の気概を感じた」と語った。
 「金」は2000年にも、シドニー五輪や金融機関の破綻・再編などを受けて選ばれている。

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